郵便番号・住所 521-0203 滋賀県米原市清滝288
寺院名 清滝寺 徳源院 セイリュウジ トクゲンイン
山号 霊通山  レイツウザン
交通 JR東海道本線・柏原駅下車、駅前を右に曲がり柏原中学校前を突き当たり寺の看板の所を左へ真っ直ぐ。徒歩20分
電話番号・FAX番号 0749-57-0047
Eメール tokugen-in@za.ztv.ne.jp
開創 佐々木氏信 弘安9年(1283)
由来  鎌倉中期に近江を領していた宇多天皇の後胤佐々木氏(宇多源氏)が、六角、京極、高島、大原氏に分かれ、京極氏は江戸時代も大名家として続いた。
 徳源院は、この京極氏の菩提寺である。寺は、京極家初代氏信の草創(1283)で寺号も氏信の法号の清瀧寺殿から称したものである。第5代高氏(道誉)は婆娑羅大名としてその名をはせ、その活躍は太平記などに詳しい。境内の桜は道誉が植えたものと伝えられ道誉桜と呼ばれている。(2代目)
 一時勢いが衰えていた京極氏を立て直したのが代19代高次で、関ヶ原の合戦では大津籠城で有名である。京極氏では中興の祖と仰がれ、当寺で高次を中心に祀ってある。江戸時代には第21代高和の代に讃岐丸亀に転封になり、その子高豊が寛文12年(1672)に領地の一部とこの地を交換して寺の復興を図り、近隣に散在していた歴代の宝篋印塔をここに集め、順序を正して現在に伝えられる墓所を整備した。この時三重塔を建立、本堂の移築、庭園の整備しほぼ現在の寺観を作るとともに院号も高和の法号から徳源院と改称した。
 徳川幕府の大政奉還後は徳源院も次第に衰微し、明治の初頭には12坊も尽く廃坊となり礎石や地名などに名残を留めるのみであった。幾多の災害から逃れてきた三重塔も昭和53年の改修で創建当時のこけら葺きに直し、本堂・客殿は平成14年に再建した。京極氏墓所も長年の降雪等で荒廃していたが、平成19年に全面改修が完了した。
現在の本堂竣工年      
本尊 聖観世音菩薩
寺宝 京極家墓所(国指定の史跡)
  
京極高次の石廟
住職 山口 光秀 ヤマグチ コウシュウ
主な年中行事 2月2日 節分会・大般若経転読
専用墓地
駐車場 乗用車50〜60台 大型バスも駐車可(無料)
その他 近江湖北27名刹 第23番 通称萩の寺 大寺

    
三重の塔と庭園
三重の塔は江戸時代に丸亀藩主京極高豊が寄進(県文化財)