郵便番号・住所 521-0242 滋賀県米原市長岡1281
寺院名 安能寺 アンノウジ
山号 大場山  ダイバサン
交通 JR東海道線近江長岡駅より徒歩7分
電話番号・FAX番号 0749-55-0710  FAX 0749-55-0710
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開創 嘉祥元年(848)安恵和尚(伝教大師の第三の弟子)
由来 「往時は大場山石応寺観音院と称す」
 人皇54代仁明天皇の御宇嘉祥元戌辰年(848)伝教大師の第三の弟子、安惠和尚大場山に当寺を開基される。本尊は十一面観音菩薩の石仏、安惠和尚のご自作と云われている。当時大場山にはもう一ケ寺あった。大場山阿弥陀寺来迎院である。本尊は木造阿弥陀如来立像、慈覚大師の開基にて本尊はご自作と云われている。(現在は不明)
 正安年間(1299-1301)佐々木氏12代、近江守源朝臣氏信公の長男五位下佐々木豊後守頼氏公当山へ隠遁され、両院に帰依され、名を安能寺殿源孝済と云われた。破壊した堂舎を修理し、伽藍建立され、文保2戌午2月20日入寂される。諡を安能寺殿道永源孝大居士、両院の中興の祖である。頼氏は以前伊吹の上平寺城主であったこともある。以後石応寺を安能寺と改称した。元亀年間(1570-1572)信長の兵火により一宇残らず消失した。
 天正年間(1573-1591)天正8年とも云われているが、正淳法印により長岡の現在地に再興された。(ふるさと長岡の昔を探るより)
現在の本堂竣工年
本尊 阿弥陀如来
寺宝
住職 伊藤 慈孝  イトウ ジコウ
宿泊・休憩施設
主な年中行事 2月第1日曜日 節分会大護摩供 3月17日 観音供
4月第1日曜日 呑龍上人春祭 8月6日 盂蘭盆施餓鬼会
8月10日 観音供 8月23日 地蔵盆
12月第2日曜日 大師会
専用墓地
駐車場
その他 「呑龍上人春祭り」
 今から約400年前の弘治2年(1556)4月、上人は群馬県太田市の大光院を開山した名僧です。上人は、看経・講義・説法などに力を尽くしたため、上人の徳を慕う学僧が大光院には多数集まり、周辺農民も上人の教えを受け入れたので、寺運は栄えた。一方、乱世後の人心は乱れ、天災等の影響で生活は困難を極めていたため、捨て子や間引きなどの非道横行していた。上人はその非道を憂い、捨て子や貧しい人々の子供を弟子と云う名目で寺に受け入れ、寺の費用で養育した。このため、「子育て呑龍」と呼ばれ、今に篤い信仰を集めております。呑龍上人の遺徳をしのび「呑龍上人像」祀り、多くの親子連れの皆様が参拝されるようになった。安能寺では、昭和9年に「呑龍上人像」を奉安し、それからは春の例祭を4月に開催しており、多くの皆さんが参拝されている。