郵便番号・住所 520-0111 滋賀県大津市千野2丁目7−12
寺院名 安養院  アンヨウイン
山号 月岳山  ゲツガクサン
交通 JR湖西線雄琴温泉駅下車タクシー5分 湖西道路雄琴I.C下車自動車5分
電話番号・FAX番号 077-578-1411  FAX 077-578-1411
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開創 955(天暦9)年 元三慈恵大師
由来  第18代天台座主元三慈恵大師の母公・月子姫妙見菩薩を祀る安養院は、1050年前に、比叡山中興の祖と仰がれ、元三慈恵大師によって創建されました。「千野」の地は、かつて「乳母」「乳野」と呼ばれておりました。伝説では元三大師が母の乳を求めて、比叡山を下りた地となっておりますが、実際は70歳の「垂乳女の母」を心配して来られたのが地名となったのです。この事でも分かる通り、大師は、大変母親に孝養を尽くされた方でもあります。
 大師の母は「月子姫」というお名前でした。伝記によれば、月子姫の60歳のお祝いに、滋賀里の崇福寺において3日間の議論法要を開かれたとあり、一緒に暮されていたことが記されています。
 月子姫が70歳になられた時、大師は母のために千野に新しい住居を造られました。この住居が安養院の前身で、『苗鹿寺』『苗鹿院』と呼ばれていたのです。
 更に、月子姫が80歳になられた時に、大師は経典の写経や、延べ80人の僧侶を招いての健康長寿読経供養をされ、住居を増築されたり湖上遊覧のお祝いをされました。
 しかし、その翌年の康保3年(966)9月26日、月子姫は81歳を世壽の限りとして入寂されました。
 大師55歳の時です。月子姫の亡くなる1カ月前に元三大師は、第18代天台座主に勅命されましたので、月子姫は、その知らせを聞いたのちに入寂されたのです。
 大師は、住居の庭に月子姫を葬られました。つまり、安養院は、元三大師が建立され、その母堂である月子姫を弔われた供養堂、すなわち御廟なのであります。
現在の本堂竣工年
本尊 妙見菩薩
寺宝
住職 斎藤 良弘 サイトウ リョウコウ
主な年中行事 2月3日 節分会 4月 大般若会
7月6日 ご本尊縁日 9月26日 月子姫忌
専用墓地
駐車場
その他 ・地元では妙見さんで親しまれている。


        
慈恵大師良源の母「月子姫」の霊墓        法華塔