郵便番号・住所 520-3252 滋賀県湖南市岩根3518
寺院名 善水寺 ゼンスイジ
山号 岩根山 醫王院 イワネサン イオウイン
交通 JR草津線甲西駅下車、湖南市巡回バス下田方面行「岩根」下車山手へ徒歩10分
電話番号・FAX番号 0748-72-3730 FAX 0748-72-3847
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開創 和銅年中(710頃) 元明天皇の勅願により
由来  和銅年間(708-715)、元明天皇の勅願によって、草創、和銅寺と号した。延暦年間(782-806)、伝教大師比叡山の堂宇建立のための用材をこの甲賀の地に求められた。山内「百伝池」より一寸八分閻浮檀金の薬師仏を勧請され、本尊として請雨の祈祷を修し、満願の日に大雨が降り材は琵琶湖を渡って比叡山の麓に着岸したという。
 後霊仏出現の百伝の池水を以て桓武天皇の御病気が平癒されたことにより『善水寺』の郷を賜わったという。
 元亀2年(1571)、信長軍の当山焼打ちにも残った本堂は、貞治5年(1366)に再建され国宝に指定。入母屋造檜皮葺の優美な天台密教仏殿である。須弥檀厨子には秘仏本尊薬師如来(正暦4年、993)がお祀りされ、周りを梵天、帝釈天、四天王が彙遶し、後堂には僧形文殊菩薩、不動明王、兜跋毘沙門天と。
 これら本尊と同時期の作とされる一具の像は、当時の比叡山根本中堂の様子を引き写した国内唯一の尊像といわれている。そらに堂内には、釈迦如来、聖観音、十二神将、金剛力士(旧二王門像)、持国天・増長天(旧二天門像)等が奉安されている。境内には、元三大師堂、観音堂(平安後期、丈六聖観音坐像奉安)、行者堂、六所権現社、鐘楼等がある。
現在の本堂竣工年
貞治5年(1366)再建・・・国宝
本尊 薬師如来座像 重文
寺宝 金銅誕生釈迦仏立像 不動明王坐像 僧形文殊菩薩坐像
  

持国天・増長天立像                    帝釈天立像 梵天立像
   
兜跋毘沙門天立像  金剛力士像
   
四天王立像 左から増長天・持国天・広目天・多聞天
   
写真はいずれも善水寺発行の絵葉書から
住職 梅中 堯弘 ウメナカ ギョウコウ
主な年中行事 1月1日 修正会 1月3日 元三大師大護摩供
1月8日 初薬師 2月節分 節分会
7月初旬 笈渡会採燈大護摩供 8月5日 盂蘭盆施餓鬼会
10月8日 千灯会
毎月3日 元三大師護摩供
毎月8日 薬師供養会
専用墓地
駐車場
その他 本堂 国宝 厨子 国宝
木造兜跋毘沙門天立像他11体の重文