郵便番号・住所 520-3412 滋賀県甲賀市甲賀町櫟野1377
寺院名 檪野寺 ラクヤジ
山号 福生山 自性院 フクショウザン ジショウイン
交通 JR草津線甲賀駅下車。大原線バス観音前下車1分
電話番号・FAX番号 0748-88-3890 FAX 0748-88-5002
Eメール info@rakuyaji.jp
開創 伝教大師 延暦11年(792)
由来  当時は、桓武天皇の延暦11年(792)に比叡山開祖伝教大師最澄上人が、根本中堂の用材を得るために甲賀郡杣荘(そまのそう)においでになりました時、霊夢を感じて当地の(いちい)の生樹に一刀三礼の下、謹刻安置された日本最大の十一面観世音菩薩座像が本尊で、いちいの観音様と呼ばれ親しまれています。
 その後延暦21年、征夷大将軍を拝命の坂上田村麻呂公は、夷賊征伐のため、杣ケ谷を櫟野まで登られましたが、鈴鹿の山賊に苦戦されました。そこで将軍は、当地鎮座のを櫟野観音様に御祈願され、そのご加護により無事平定することができたのであります。(鈴鹿の鬼退治と伝わる)それ故将軍は、当時を祈願寺と定め、観音様に報恩のため、大同元年(806)に七堂伽藍を建立、永く当寺守護のために自らの等身の毘沙門天尊像を謹刻安置し、家来に命じ国技の相撲を奉納。これが、現在まで継承されている秋季大会式の奉納相撲であります。
 往古は、甲賀六大寺の筆頭と云われ、この地方の天台文化の中心寺院であり、その末寺には、阿弥陀寺(櫟野)・佛性寺()・常光寺(上田)・地蔵寺(櫟野)・成道寺(櫟野)・安国寺(櫟野)・詮住寺(櫟野)などの末寺、坊がありましたが、年月不詳荒廃に帰したのであります。(転宗合併し一部現存)
 現在昭和42年に建立の宝物殿に、諸堂末寺より戻られた仏像を一部奉安しており、往古の天台文化や当時の隆盛を偲ぶことができます。
現在の本堂竣工年 昭和43年に焼失したが、昭和40年に文化財収蔵庫「大悲閣」が建設され、仏像群は焼失を免れた。
本尊 十一面観音座像 重文 秘仏 毎年11月3日文化の日にご開帳
寺宝 木造聖観音立像 木造薬師如来座像 木造毘沙門天立像
木造十一面観音立像 木造聖観音立像2 木造吉祥天立像2
木造地蔵菩薩立像 木造地蔵菩薩立像 木造聖観音立像5
木造十一面観音立像2 木造吉祥天立像 木造地蔵菩薩座像
以上 国指定重要文化財
木造弥勒菩薩坐像  県指定文化財
住職 三浦 密照 ミウラ ミッショウ
拝観料 境内内無料、大悲閣内有料
特別拝観  1月1日〜3日  2月17日〜19日 8月9日
春の特別拝観  4月18日〜5月第2日曜日
秋の特別拝観  10月18日〜11月第2日曜日
主な年中行事 1月1日〜3日 修正会 2月17日〜19日 田村詣で祈願祭
4月18日 春まつり・採灯護摩供 8月9日 千日詣り・千燈祈願祭
9月23日 水子供養会 10月18日 秋まつり・奉納相撲
11月3日 糖尿病封じ 12月18日 納め観音・古札供養
12月31日 除夜の鐘・年越し福生そば接待
専用墓地
駐車場 あり、無料
その他 近江西国霊場33ヶ所 第29番札所



伝教大師がこの地を訪れた時植えたとされるマキの木 樹齢推定1200年(甲賀町指定天然記念物)